年末の大掃除、大変ですよね。
お掃除する箇所専用の洗剤をあれこれ買い揃えるのも面倒だし、
洗剤で手も荒れてしまいますよね。
特に合成洗剤は使いたくない、という方も最近は多いようです。
そこで、合成洗剤を使わない、エコでラクチンな大掃除の仕方をまとめました。
大掃除にはセスキ炭酸ソーダが大活躍!
最近良く見聞きするようになったのが「セスキ炭酸ソーダ」。
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セスキって・・・何!?と思っていたのですが、使ってみるとこれが便利。
水に溶けやすいので使いやすく、開封後も変質しにくいので管理がらくちん。
重曹の10倍のアルカリ性で、特にたんぱく質の汚れを落とす力が優れているので、皮脂とか血液などの汚れに最適です。
しつこい汗染みなどもセスキ炭酸ソーダで一晩浸け置きしてから翌朝普通に洗濯機で洗えば、かなり汚れを浮かせて簡単にきれいになります。
そんなセスキ炭酸ソーダが大掃除で活躍するのは次のようなシーン。
- あちこち使える!“万能クリーナースプレー”
- セスキ炭酸ソーダスプレーでカビ落とし
- 洗濯槽のカビ落とし
- コンロの汚れ落とし
- 換気扇の汚れ落とし
- 焦げ付いてしまった鍋の焦げ落とし
- 窓掃除
- 衣類の汚れ・シミ落とし
セスキ炭酸ソーダは重曹などと違って水に溶けやすいですし、お酢のように匂いもきつくありません。
なので、クリーナースプレーにするのに最適。
作り方は簡単。
100均などでスプレー容器を買ってきて、水道水とセスキ炭酸ソーダを入れ、よく振って混ぜるだけ。
セスキ炭酸ソーダの量は、使う場所の汚れ具合で適当に加減すればOK。
目安は水500mlに小さじ1杯程度ですが、キッチンのギトギトした油汚れなんかに使うならセスキ炭酸ソーダの量をもう少し増やしたり、あるいはリモコンや家具、壁などをさっと拭くだけならもっと少ない量のセスキ炭酸ソーダで良いでしょう。
薄めの濃度でキッチンに常備しておき、日々 電子レンジや冷蔵庫の汚れをささっと落とすのにも最適です。
皮脂などの汚れを落とす力に優れているので、家族が触れやすいドアノブやソファなどの拭き掃除にも良いですね。
ピンポイントでしつこい汚れを落としたい場合は、汚れの部分にキッチンペーパーを貼り付けてスプレーし、湿布状態でしばらくおけば汚れが落ちやすくなります。
スプレーは作って日が経ちすぎると水が腐ってきますので、1か月を目安に使い切ると良いでしょう。
前述のクリーナースプレーは、浴室などのカビ落としにも効果を発揮します。
浴室のカビは強敵なので、セスキ炭酸ソーダの濃度を濃いめにしてスプレーを作ります。
カビにスプレーして、さらにキッチンペーパーを貼り付けて湿布状態にしておきます。
完全に乾いてしまう前にはがして洗い流しましょう。
カビは浴室だけでなく、結露などによって部屋の窓や壁にも現れます。
これらもこのクリーナースプレーで退治しておきましょう。
なお、浴室の小物など浸け置きができるものは漬け置きしてしまうのが楽です。
洗濯槽の見えない部分には、実はカビがいっぱい・・・!というのは、最近はCMなどでもやっているので意識している方も多いかと思います。
洗濯槽用カビ落とし洗剤も売っていますが、月1回とか使っていると、ちょっとした出費ですよね。
この洗濯槽のカビ落としも、セスキ炭酸ソーダでできてしまうのです。
熱めの残り湯(入浴剤は入っていないもの)を洗濯機に満水までお湯取りし、セスキ炭酸ソーダを適当な量入れて、「洗い」をします。(洗濯物は入れないでくださいね!)
数分「洗い」をしたら、排水する前にいったん止めて、1時間ほど放置します。
そうすると汚れがどんどん浮き上がってきますので、その後排水し、2度「すすぎ」をして、完了です。
たわしでごしごしこすってもなかなか落ちない、しつこいコンロの汚れはセスキ炭酸ソーダスプレーで湿布するのがおすすめ。
コンロをキッチンペーパーで覆って、そのキッチンペーパーを前述のセスキ炭酸ソーダで作った万能クリーナースプレーで浸します。これで“セスキ炭酸ソーダ湿布”状態になりました。
そのまましばらく放置してから、汚れが浮いてきたらはがして拭き掃除してください。
ベトベトの油汚れがこびりついてしまう換気扇は、セスキ炭酸ソーダの浸け置きがおすすめ。
換気扇の外せるパーツを外して、大き目のたらいやシンクに お風呂よりも熱めぐらいのぬるま湯を張り、セスキ炭酸ソーダを混ぜたらパーツを沈めておきます。
1時間ほど放置して汚れが浮いたら不要な歯ブラシなどで磨くと汚れが落ちます。
その後 排水し、水洗いして軽く拭き上げればスッキリピカピカになりますよ。
焦げ付きを金たわしでこすって落とすのって大変ですよね。
これも、焦げてしまった鍋に水とセスキ炭酸ソーダを入れてしばらく沸騰させれば落ちやすくなります。
窓拭きにも、セスキ炭酸ソーダのスプレーが大活躍。
窓にスプレーして、雑巾で拭くだけ。
窓専用クリーナー要らずです!
大掃除ではないですが、衣類についたシミや黄ばみを落とすのも、セスキ炭酸ソーダの得意分野。
ワイシャツの襟もとや袖の皮脂汚れ(黄ばみ)、食べこぼしなどのたんぱく質汚れ、血液の汚れなどには、セスキ炭酸ソーダを少し入れた水またはぬるま湯にしばらく浸けてから普通に洗濯すればかなりキレイになりますよ。
注意!
とっても万能で使いやすいセスキ炭酸ソーダですが、アルミ、畳、カーペット、木材などの素材に使うと変色の恐れがあります。
また、強いアルカリ性なので、手荒れします。
お掃除に使うときはゴム手袋の着用をおすすめします。
直接触ってしまい手がぬるぬるする場合、中和させるためにぬるぬるする部分にお酢を少し付けて、しっかり流水で洗い流しましょう。
大掃除に役立つ重曹の使い方!
前章ではセスキ炭酸ソーダばかりご紹介しましたが、「重曹」もエコお掃除には欠かせないアイテムですね。
セスキ炭酸ソーダとはまた違った利点や得意分野がありますので、使い分けて活用しましょう。
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重曹は、汚れをこすり落とす能力・研磨力が高い!
ですので、クレンザーとして活用すると良いですね。
アルカリ性なので、油汚れなど酸性の汚れを落とすのに優れています。
また、吸湿やにおい消しの効果もありますので、においの気になる場所のお掃除に適しています。
- コンロや換気扇などのしつこい汚れに“重曹クレンザー”
- 排水溝や三角コーナーのにおいに
- 除湿剤・芳香剤として
セスキ炭酸ソーダの万能クリーナースプレーでも落ちないようなしつこい汚れは、重曹クレンザーの出番です!
作り方は、まず 空きびんか何かの容器に重曹200ccを入れ、液体ハンドソープ50ccを加えてよく混ぜます。
そこへお酢を大さじ1杯入れます。泡立ってきますが気にせずしっかりクリーミーになるまで混ぜたらできあがり。
しつこい油汚れにはこのクレンザーを塗り、しばらく置いておけば汚れが浮いて落ちやすくなります。
汚れが浮いたら軽くこすりながら水洗いして流しましょう。
重曹はにおいも消す効果があるので、キッチンのにおいが気になるところのお掃除にも最適。
気になるところに前述の重曹クレンザーを塗って、しばらく放置した後こすり洗いします。
汚れもにおいも一度でスッキリしますよ。
お掃除ではないですが、吸湿性があるので、除湿剤代わりにも使えます。
適当な空きビンに適当な量の重曹を入れて、押し入れやげた箱など、湿気の気になるところに置いておくだけ。
ひっくり返すといけないので、はぎれやガーゼなどを瓶の口にかぶせて、輪ゴムかリボンで留めておくと良いでしょう。
重曹にお好きなアロマオイルなどを数滴たらしておけば、芳香剤にもなり一石二鳥です♪
大掃除に役立つクエン酸の使い方!
クエン酸もエコお掃除に欠かせないアイテム。
クエン酸は酸性のため、水垢やせっけんかすなど、アルカリ性の汚れに効きます。
主に水周りで活躍しますね。
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- シンクの水垢
- お風呂や洗面台の掃除
まずはクエン酸スプレーを作ります。
用意するのは、クエン酸と、100均などにあるスプレーボトル。
ボトルにクエン酸小さじ1杯と水(約200ml)を入れ、よく振って溶かします。
クエン酸スプレーはこれで完成。
シンクや蛇口などの水垢にはこれをスプレーしてこすると、すぐに落ちますよ。
こする時はアクリルたわしを使うとより落ちやすくておすすめ。
セスキ炭酸ソーダのスプレー同様、長く置いておくと水が腐ってくるので、1か月をめどに使い切りましょう。
お風呂や洗面台、お風呂場の鏡などは、水垢やせっけんかすなどの汚れなので、前述のクエン酸スプレーをかけてスポンジやたわしでこすればカンタンに落ちます。
しつこい汚れにはキッチンペーパーでクエン酸スプレーを湿布して少し時間をおいてからこすりましょう。
また、シャワーヘッドなど水に浸けられるものは 洗面器にクエン酸を溶かした水を張り、浸け置きしてから不要な歯ブラシなどでこすれば楽に汚れが落ちますよ。
まとめ
いかがでしょうか?
「セスキ炭酸ソーダ」「重曹」「クエン酸」があれば、いろいろな専用洗剤を買わなくても、家の中のほとんどの汚れに対応できそうですね。
今年はぜひこれらを使ってエコな大掃除をしてみてくださいね。
また、せっかく大掃除するならこちらの記事もご参照いただき、ついでに“開運”も狙ってみてはいかがでしょうか。
関連ページ⇒ 「大掃除で開運のコツ!断捨離で物を捨てて風水で運気アップ!」
最後までお読みいただきありがとうございました。