以前の記事「室内に出るムカデ対策!薬?ハーブ?1匹も出なくなった私の方法!」で、

ムカデ対策に私がお勧めする≪樟脳≫をご紹介しました。


その後、使い方や危険性などいくつかご質問を頂いたり、書き忘れていたことなどもありましたので、今回はムカデ対策としての樟脳の使い方や注意などをご紹介しますね。

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部屋に出るムカデ対策!樟脳とは?成分は?


まず、「そもそも樟脳ってなに?」というところから。

名前に“脳”とかついてるし・・・なんとなく意味不明で怖いですよね^^;


樟脳という単語は中国語から来ており、

「樟樹(しょうじゅ)=くすのき」の「脳=エキス・精油」

という意味。


つまり、ひとことで言うと

樟脳とは 楠(くすのき)の精油 の固まりです。

固形のクスノキアロマオイルってことですね。


成分としては多環状モノテルペンケトンの一種となります。


樟脳はカンファー、カンフルとも呼ばれます。

血行促進、鎮痛、消炎、かゆみ止め、メントールのような清涼感などの効果があるため、昔は塗り薬や貼り薬の成分として利用されていました。

また、「カンフル剤」という言葉が今も比喩で使われるように、かつては強心剤としても使われていました。

医薬品としてだけではなく、もちろん昔から防虫剤や害虫の忌避剤としても利用されてきました。


楠といえば よく神社でご神木としてクスノキの大木があったりしますが、
そんなクスノキのアロマだと思うと、なんだか神聖な感じもしてきますね!? ^^

樟脳に毒性はある?赤ちゃんや子供、犬や猫には安全?


前述のように 樟脳は昔から医薬品としても利用されてきましたが、主に 塗ったり貼ったりという、≪外用≫としてでした。

というのも、飲み込むと有害だからなのです。


飲み込んでしまった場合、

口の中や喉の熱く焼けるような感覚、
吐き気・嘔吐、頭痛、
精神錯乱(興奮、幻覚)、意識障害、
頻脈、呼吸不全、
震え、痙攣、昏睡

などを起こす危険性があります。


また、大人では推定2g、子供では0.7~1gが推定致死量とされています。


樟脳は体内への吸収が非常に速いので、
誤飲後 5~90分以内に上のような症状が現れます。

万が一 樟脳を誤飲してしまったら 早めに病院へ。


樟脳は脂溶性なので、誤飲の後牛乳を飲ませたりすると余計吸収を促進させてしまいます。

樟脳を飲み込んでしまった後は 牛乳、油分(脂肪の多い食べ物を含む)、アルコールなどは絶対飲食しないようにしましょう!

飲んでしまった樟脳を無理に吐かせようとするのも、
かえって痙攣を誘発する恐れがあるため、しないようにしましょう!


また、胃の中に食べ物が残っていると症状が現れるのが遅くなるので、
90分経っても症状が現れなくても
誤飲から8時間は注意深く様子を見たほうが良いようです。


20g食べてしまった成人でも生存している例もあり、症状や致死量にはかなり幅があるようですが、食べると危険だという認識はしっかり持って利用しましょう。


特に小さなお子さんや赤ちゃんのいるご家庭では 誤飲を防ぐための工夫をしましょう。

・お子様の手に届くところに置かない
・お子様に見えるところに置かない
・お子様が過ごす部屋では使わない
・お子様が開けられない容器に入れて使用する(空気穴から成分が揮発するようにする)

などを検討してみてくださいね。


なお、誤飲防止として空気孔を空けた容器に入れるなら、小さな≪紙箱≫が穴も開けやすくておすすめ。

なるべく成分が外に出られるよう、たくさんキリなどで穴をあけてくださいね。
箱は開かないように 蓋をテープやボンドでしっかり止めましょう。


蓋が閉められるビンや缶でも良いですが、紙箱ほどは空気孔が空けられないと思いますので、樟脳の効果は少し弱いかも。
いずれにしても、蓋は開けられないようしっかりテープやボンドで止めてくださいね!


なお、樟脳はプラスチック容器とは反応する(溶かしてしまう)ので、プラスチック容器に入れてのご使用はお勧めできません。

犬、猫、鳥、ハムスターなどペットに樟脳は大丈夫?危険性は


ペット・動物への樟脳の危険性について示されたデータに探し当たりませんでしたので 明確なことは言えませんが、

前述のように 小児では0.7gの誤飲で死に至る危険性もある樟脳。


ですから、さらに小さな猫や小動物などのペットにも危険性があると考えるべきかと思います。

ペットが樟脳を誤って食べてしまうことのないように、前述のような誤飲を防ぐ工夫をしてあげてください。


については肝臓での代謝の仕組みが人と異なるため、
アロマオイルの種類によっては中毒症状(食欲不振、低体温、運動失調など)が現れることが確認されています。

ケトン類を含む精油も、猫にとって危険な成分。

樟脳もケトン類ですので、猫ちゃんを飼っているお宅では使用しないか、猫ちゃんの過ごさないお部屋のみで使用するなど、注意深く使用してください。


は猫よりはアロマオイルが禁忌になることは少ないようで、
特に海外を中心に アロマオイルを使ったケアはよく行われています。

ただ、犬除けに樟脳を撒くという方もいるようなので、犬にとって樟脳は嫌いな臭いなのかもしれませんね。

犬の優れた嗅覚にとって、樟脳の香りは耐えられないほどキツいのでは…とも思いますので、

ワンちゃんを飼っているお宅でも 樟脳の使用は極力控えめに、ワンちゃんの反応を注意深く見ながらご利用くださいね。


を飼っているお宅でも、注意が必要かもしれません。

飛ぶという能力のために鳥の呼吸器は複雑で、哺乳類よりも多く空気(外気)を体内に取り込むため、空気中に気化・昇華された成分もより多く体内に取り込まれてしまいます。

樟脳自体が鳥に害かどうかははっきりしていませんが、アロマオイルをディフューザーで拡散した場合 鳥が衰弱・死亡してしまったというケースもあるようです。

樟脳の自然な揮発はディフューザーによる精油の噴霧ほどは成分は拡散されませんが、
念のため鳥を飼っているお部屋では使用しないか、ごく少量で様子を見てください。


なお、我が家ではハムスターを飼っており、ハムスターがいる部屋でも窓際に1粒樟脳を置いていますが、問題なく元気に過ごしています。

とはいえ、ハムスターの個体差・樟脳の使用量・部屋の空気の流れなどで 影響は異なってくる可能性があります。


いずれにしても 樟脳のペットに与える影響について明確なデータがない以上、その影響は未知数で、使用は自己責任となってしまいます。

心配であれば使用は避け、
使用する場合も 誤飲防止対策をとり、ごく少量で様子を見るなど 注意深く使用してくださいね。

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樟脳の使い方!ナフタリンなど防虫剤と反応?


私は長年、≪藤澤樟脳≫を愛用しています。

中身はブロック状になっているので、

・窓枠(サッシ部分)
・玄関
・ベランダ
・ムカデを目撃したことがある場所、ムカデが潜みそうな場所

に1粒(1ピース?)ずつ置いています。


平均、1部屋(1スペース)に1粒、
ムカデがよく出る場所でも2粒までぐらいで十分かと思います。

あまりに置きすぎると香りもキツすぎますし、
目などへの刺激や頭痛などの弊害が起きる可能性があります。


また、注意点として
樟脳に触れている部分や付近の材質によっては反応を起こし、変質する場合があります。

私は気にしないので ティッシュにくるまず むき出しで直に置いていますが、
サッシも場所によっては樟脳の跡が黒く残ったり、
クッションフロアは細かなシワになってしまいました。


樟脳は

・金箔や銀などに触れると変質させてしまう
・プラスチック、塩化ビニールを反応して変質させたり溶かしたりさせてしまう
・他の防虫剤(パラジクロルベンゼンまたはナフタリン)と併用すると化学反応を起こす(シミになる)

などの恐れがあるため、置く場所や付近の物に気を付けてください。


反応によるシミが心配な方は

・樟脳をティッシュにくるんで置く
・樟脳を陶器やガラスの小皿に置いて使う
・最初から和紙などで包まれている樟脳(「和服しょうのう」など)を使用する

などがおすすめです。

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あともうひとつ、

樟脳は可燃性なので、極度に高温になる場所や 火の近くでは使用しないよう、ご注意ください。

まとめ


いかがでしたでしょうか。

樟脳はナフタリンなどと違って発がん性もなく、比較的安心して使えるものですが、
使用量が多すぎたり 誤飲したりしてしまうと危険なものです。

とはいえ、我が家でも子供が小さい頃から使っていますが
事故や体調不良もなく安全に使えています。

ムカデは不快なだけでなく咬まれると大変ですから、樟脳など安心な物でしっかりガードしてくださいね!


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本記事が皆様のムカデ対策のお役にたてば幸いです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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