東海エリアの方にはなじみ深い「おちょぼ稲荷」
日本3大稲荷のひとつに挙げられることも多く、全国から参拝者が訪れています。


でもこのおちょぼ稲荷、参拝の仕方が独特なので、予習なしで行くと「???」と困惑してしまうかも。


また、稲荷神社ということもあってか、怖いうわさもちらほら・・・。
気軽に行ってもいいところなのか、やめておいた方がいいのか・・・?

ということで、いろいろ気になる「おちょぼ稲荷」についてご紹介します!


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おちょぼ稲荷のご利益は?参拝時間は何時までがいい?


おちょぼ稲荷(お千代保稲荷)の正式名称は「千代保稲荷神社」

地元では「おちょぼさん」の愛称で呼ばれることが多いです。


岐阜県海津市のある稲荷神社で、大祖大神、稲荷大神、祖神を祀っています。

商売繁盛、縁結び、家内安全などにご利益があると言われています。

特に商売の関して祈願しに来る方が多く、正月の初詣はもちろん、
月末月初には夜通しで「月並祭」という縁日があり、大変混雑します。


門前町のにぎわいも格別で、100軒以上の店が並んでいます。
串カツやナマズ料理などの名物料理が楽しめるので、グルメツアー、食べ歩きとしても人気。

また 神社自体はお守りやお札などを出していないため、門前町では縁起物も数多く売られています。

参考(別ウィンドウ)

おちょぼ稲荷の地図やルート検索、口コミはこちら【楽天たびノート】


おちょぼ稲荷自体は365日、24時間いつでも参拝可能ですが
一般的に神社への参拝は まだ参拝客が多くない午前早めの時間帯がおすすめ。

稲荷神社に限らず、朝早い寺社の神聖で清浄な空気はありがたくも心地よいものです。


逆に 遅い時間の参拝は避けた方が良いとよく言われますよね。

時間帯が深まるほど人の邪念などで境内の“気”が汚れるから とか
夜は神や霊の時間だから参拝すべきではない、などいろいろな説がありますが

夜に参拝する人はお百度参りだったり、人に見られてはいけない・人に会いたくない事情を抱えて参拝している人もいます。
そういった人と顔を合わせないためにも、夜の参拝は控えた方がいいのかもしれません。


ただし前述の「月並祭」など、にぎわう特別な夜ならそういった心配はしなくてよいでしょう。

おちょぼ稲荷の参拝の仕方


  1. おちょぼ稲荷へ行く前に!
  2. ライターと、商売繁盛を祈願する方は名刺を持参しましょう。


  3. 境内へ
  4. おちょぼ稲荷の手前には「南大鳥居」と「東大鳥居」があり、参道でつながっています。
    この参道の途中に、おちょぼ稲荷の境内へ入る鳥居があります。

    南大鳥居、東大鳥居 どちらからでも境内へは行けますが、距離的に近いのは東大鳥居になります。

    おちょぼ稲荷も「神社」ですので、一般の神社同様、鳥居をくぐる前には一礼、境内に入ったら手水舎で清めます。


    手水舎での作法など、基本的な参拝の手順はこちらもご参照ください。

    関連ページ

    「初詣の正しい参拝方法!神社、お寺、稲荷、伊勢神宮、出雲大社の参拝の仕方」


  5. お供えする油揚げ・ろうそくを入手
  6. おちょぼ稲荷では油揚げを拝殿に捧げますので、拝殿へと進む前に購入しておきます。

    と言っても授与所や社務所のようなところで買うわけではなく、手水舎近くの数か所でおばあちゃんが売っています。
    時間によっては無人販売になっているようです。

    油揚げとろうそくがセットで50円です(2017年1月現在)。


  7. 献灯所でろうそくを立てる
  8. 階段を上ると、たくさんのろうそくが立てられる「献灯所」があります。


    ここで持参したライターの登場です!(笑)
    先ほどのろうそくにライターで火をつけて、空いた所に立て(挿し)ます。


    他のろうそくの炎から貰い火をして点ける人も多いのですが、
    そうするとその見知らぬ誰かの業(ごう)を貰ってしまう、とも言われています。

    ですので、火をつける道具は持参するのがおすすめです。


    タイミングによっては、立てる場所がないほどぎっしりろうそくが立っていることもあります。

    そんな場合はすでに短くなっているろうそくをつまんで中央へ捨てて(!?)、自分のろうそくを立てている方が多いようです。。
    ちょっとバチあたりっぽくも思えますが^^;


  9. 拝殿で参拝
  10. さらに進むと、提灯の飾られた拝殿があります。

    ここで油揚げを捧げて お賽銭を入れ、二礼二拍一礼で参拝します。


  11. 霊殿にも参拝
  12. 拝殿の向かいには霊殿があります。

    こちらはなんと名刺が挿せるようになっています。
    商売繁盛を祈願する人は名刺を刺して参拝しましょう。

    お賽銭を入れて二礼二拍一礼、は基本通りです。


参拝方法は概ね以上です。

プラス、次のような「おちょぼ稲荷ならでは」の楽しみ方もあります。


・重軽石(おもかるいし)で願いを占う!

境内に「重軽石」が置いてあります。
これで願い事が叶うかどうかを占うことができます。

【手順】

  1. まず一度両手で石を持ってみます。
  2. 一旦石を置き、「願いが叶うなら軽く上がってください」と念じてから再度石を両手で持ち上げます。
  3. 念じたとおり、さっきよりも軽く感じたなら願いはかなう、という暗示。
  4. なお、「願いが叶うなら重く上がってください」と念じるバージョンでもOKです^^


・社殿の屋根に硬貨を乗せる!

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おちょぼ稲荷では社殿の屋根に向かってお金を投げている人を見かけるかと思います。
屋根にお金が載ると願いが叶うと言われているのです。

これも一つの参拝ですので、投げた後は屋根に乗っても乗らなくても二礼二拍一礼しましょうね。

おちょぼ稲荷にカップルで行くのはNG?藁人形の噂?狐と稲荷の怖い噂


おちょぼ稲荷に行くとご利益がある!との評判も聞く一方、
怖い噂も耳にして、躊躇している方も多いのではないでしょうか。


「カップルで稲荷神社へ行くと別れる」

狐がヤキモチを焼いてカップルを別れさせる、とか
カップルの片方を気に入ったり 逆に気に入らなかったりすると別れさせる、とか
いろいろ言われています。

おちょぼ稲荷に限らず、稲荷神社と呼ばれるところではだいたいそういう噂がありますよね。


でも、一緒に行ったカップルが皆 別れているでしょうか?
稲荷神社で挙式した夫婦は皆 離婚しているでしょうか?

稲荷神社に行ってもラブラブのカップルや夫婦はたくさんいます。
稲荷への参拝が幸せな思い出の1ページになっているカップルはたくさんいます。

もし稲荷へ行った後に別れたなら、それは稲荷に行かなくてもいずれ別れた二人であったかもしれませんよね。


それでも心配なら、別々に参拝してみれば良いのではないでしょうか。


「稲荷神社には一度参拝し始めたらずっと継続しないと祟られる」

稲荷はお金儲けを始め、世俗的な願いを叶える力は強力だが、代わりに見返りも求める。
お礼参りをしなかったり、継続的な参拝を放棄すると一転して祟られる。

なんて話を聞いたことがありませんか?


もちろん、信心深く何度も参拝に通う方ほどご利益があるのかもしれません。

しかしこちらもカップルの話同様、1度参拝したきりだけど祟られていない人はたくさんいますよね?
観光ツアーで遠くから来た人とか、ましてや海外から来た旅行者などは多くが1度きりですよね。


稲荷神社に祀られた神は、主に日本神話にでも出てくる「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」か、あるいは仏教の「荼枳尼天(だきにてん)」になります。

宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)はそもそも日本古来の食物・穀物の神です。

一方 荼枳尼天(だきにてん)はインドの人肉を食べると言う恐ろしい魔女・ダーキニーを起源としているため、インド仏教や日本で密教に取りこまれた際も恐ろしい存在として描かれました。

その名残や狐のイメージ、神仏習合などからごっちゃになり、「稲荷≒狐が憑く≒怖い」のような風評が広まってしまったようです。


そのため、荼枳尼天(だきにてん)を祀っている稲荷は怖い、という人もいます。
(仏教系の稲荷は概ね「神社」ではなく「お寺」です。)


ですが 神社系にしろ寺院系にしろ、悪魔を祀っているわけではないのです^^;
むしろ「行くと祟られる」という発想自体がバチあたりではないでしょうか?

どちらの神仏でも、敬意を持って慎ましく参拝する者をわざわざ不幸に陥れることはないでしょう。


ただし、人に相性があるように、神仏とも相性があるとも言われます。

境内に近づいてみて、感覚的に好ましくない予感・直感があれば、一旦参拝を見送ってみるというのも一つの方法だと思います。


「おちょぼ稲荷は藁人形のメッカだ」

知る人ぞ知る、でも怖い噂。

おちょぼ稲荷の裏には藁人形がたくさん刺してあるとか・・・。
裏だけでなく表側にも、木に靴が釘でうちつけてあるとか、釘だけがいっぱい刺さっているとか・・・。


これについては、「足止めの木」というものは実在します。

境内の片隅のに、今も足止めの木についての注意書きがあります。

行方不明者が無事見つかって戻ってくるようにとか、大切な人がどこかへ行ったきりになってしまわないように、その人の履物を御神木に釘で打ちつけて祈願するという風習(願掛け)でした。

しかし釘の打ちつけすぎで木は傷み、枯れてしまいました。

現在はその場所はトタンで囲まれ、その中に釘の刺さった丸太(枯れ木)は残っており、多くの靴が残されていますが、足止めの木の祈願自体は、今は中止されています。


足止めの木は大切な人がどこかへ行ってしまわないようにという願いを叶えるためのものだったのですが、藁人形を打ちつけたり 呪いに使うなどのマナー違反が現実に多く存在し、最終的に御神木が枯れてしまうという事態にまでなってしまったのは、残念なことです。

しかしそれだけ御神木の力、おちょぼ稲荷の力というのは強力だったということかもしれません。


今も土日や月末月初などは人とぶつかり合うほどのにぎわいを見せる、おちょぼ稲荷。

稲荷神社が仮にもそんな噂のように禍々しいものであるなら、きっと とっくに参拝者も来なくなって寂れているのではないでしょうか?

これほどに人々の信仰を集めているのはご祭神のパワーの証でもあり、そのお力とありがたみを感じるからこそ二度三度と通う人が多いのでしょう。


人はポジティブな情報よりもネガティブな情報に過敏に反応するという習性があります。
また、人は気になった情報を、無意識にもどんどん集めてしまうという習性もあります。

悪い噂、怖い話が気になって仕方ないという方は、一度落ちついて、自分がネガティブ情報に偏っていないかな?と俯瞰してみるといいかもしれません。

まとめ


いかがでしたでしょうか。

おちょぼ稲荷は商売繁盛のパワースポットとも言われています。
月並祭の活気などは、たしかに金運・仕事運上がりそうだなあ!という感じです。

もしあなたが おちょぼ稲荷が気になっているなら、
それはおちょぼさんに呼ばれている・歓迎されているからかもしれませんよ^^

一度足を運んでみて、おちょぼさんの霊気・御力を感じてみてはいかがでしょうか。


最後までお読み頂きありがとうございました。

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