元旦最初のイベントといえば「初詣」。
でも、神社へ行くのは年に1度 初詣だけ、という方も多いのではないでしょうか。
参拝のマナーを忘れてしまって、行ってから慌てたり、知らぬ間にひんしゅくを買っていたり。。
なんてことにならないために、事前に初詣のお作法を確認しておきましょう!
目次
初詣はいつまでに?どこへ行くべき?仏滅でもいいの?
・初詣に出掛ける日にち
初詣というと3が日や松の内(1月7日まで)ぐらいまでに行かなければならない、と思っていませんか?
たしかに、一般的には1月7日の松の内ぐらいまでに行く方が多いようですが
実際のところ、初詣はいつまでという決まりはありません。
新年最初に行くのが初詣です。
なので、たとえ1月中に行けなくても、2月でも3月でも初詣にはなりますので
1月急がしい方は落ち着いてからでもゆっくり参拝に行かれてはどうでしょうか^^
・有名神社、家の近くの小さな神社、お寺・・・どこへ行くべき?
伊勢神宮、明治神宮、厳島神社、成田山新勝寺、豊川稲荷・・・
有名な寺社は初詣だけで毎年何百万人もの人で賑わいますね。
そういった有名な神社・寺院に行くのがやっぱり御利益も大きいあるのか?
地元の小さな神社で済ませちゃっていいものか?
そもそも神社でもお寺でもいいのか??
どこへ行くべきか、迷いますよね^^;
でも年始一番初めにお参りに行くのは、
地元の「氏神様」あるいは「鎮守様」と言われる神様のところがおすすめ。
その土地を守ってくれている神様です。
いつも身近に見守ってくれている神様なんですね。
そんな氏神様・鎮守様に普段の感謝をこめて参拝したあとに、
有名神社へも行きたい方は参拝しましょう。
なお、神社かお寺かは、まったくどちらでも良いようです。
そもそも明治時代以前は神社とお寺は区別がなかったのだそう。
祀っているのが神様か、仏様(仏像)か、などの違いはありますが、初詣としての意義には違いがないようです。
ご自身の感覚で、感じが良いと思える寺社へ参拝するのがおすすめです。
・仏滅に参拝してもいいの?
結論から言うと、大丈夫です!全く問題ありません。
今年(2017年)は1月2日や1月8日などが仏滅ですね。
ですが、神社でもお寺でも仏滅に参拝すること自体は縁起の悪いことでもありません。
そもそも大安や仏滅といった「六曜」の起源には諸説ありますが 中国の占いであると言われ、神道とも仏教とも異なる文化です。
神様も仏様も仏滅でどうこうなさるような小さな存在ではないということですね^^
ただ、仏滅・赤口などに神前式での挙式などの祝い事を予定したいということであれば、親族などにお日柄を気にする方も見えると思いますので、きちんと相談・検討した方が良いかなと思います。
初詣、参拝時の服装は?帽子はOK?お賽銭の金額は?
・初詣の服装は何が正解?
神仏の前に進ませていただくのですから、失礼のない恰好をしていかないといけません。
正装(スーツや着物)ならもちろんOKですが、混雑を考えるとこれがベストとも言えないかもしれません。
普段着でも、なるべくフォーマルに見えるような、ラフでない恰好なら良いようです。
逆に、穴のあいたジーンズなどラフすぎる格好、女性なら肌の露出の多いセクシーな格好などはNG!
足元もサンダル、ミュールなどはNGです。
帽子をかぶっていくのは良いですが、鳥居や山門をくぐる時は帽子は取るのがマナー。
もちろん拝殿や本堂で参拝する時も帽子をかぶったままではいけませんよ。
・お賽銭の金額、ぶっちゃけいくら入れるべき?
お賽銭の金額も、内心迷ってしまうポイントではないでしょうか。
10円じゃちょっとケチくさいかな・・・
100円ぐらいでいいかな?
500円入れた方が願いが叶うかな!?
などなど・・・
実際、お賽銭の金額と願いが叶うかどうかは無関係。
というより、そもそもお賽銭は「これだけ出すから願いを叶えてください」というものではなく、「日ごろのご加護に感謝します、ありがとうございます」という意味合いで出すもの。
結局は、気持ち次第です。
語呂合わせで「ご縁がありますように(5円)」でも大丈夫ですし、感謝の気持ちが大きければお札を入れてもOK。
ただし語呂合わせでいえば「10円は“遠縁”」「500円は“これ以上の効果(効果)がない」という意味で縁起が悪いという人も。
また、お札を出す場合は極力 新札を用意し、裸ではなく 住所氏名を書いた白い封筒に入れておくのが良いマナーだそうですよ。
でも「これだけの金額出したんだから、叶えてくれるだろう!?」と高慢な気持ちになるぐらいなら、少額でも良いので感謝をこめて入れた方が良いでしょう。
甘酒は飲んでいいの?初詣の御神酒の飲み方は?
・甘酒、御神酒のふるまいは頂いても大丈夫?
大晦日、初詣などでは甘酒やお神酒のふるまいをしてくださるところもありますが、
御神酒はお酒ですので車を運転される方はご遠慮くださいね。
甘酒の場合は、アルコールを含むものと含まないものがあります。
主に原料が米麹でできているものはノンアルコールになり、
酒粕から作られたものはアルコールが含まれるようです。
後者の場合、アルコール度数の高いもの・低いものいろいろですが、
高いと8~9%ぐらい含まれるものもありますので注意が必要です。
ビールでも4~5%なので、かなりのアルコール度数ですね!
とはいえ、コンビニなどでも見かける市販の甘酒だとアルコール度数は1%未満になっており、扱いもお酒ではなく「清涼飲料水」となっています。
というわけで、甘酒についてはノンアルコールから高アルコールまで幅広いので、
お車を運転される方は ふるまいの甘酒はノンアルコールかどうか確認してくださいね。
・初詣でのお神酒の飲み方は?
初詣でふるまわれたお神酒を頂く場合も、どうやって飲むものか、作法が気になりますよね。
正しい作法は、次のような流れになります。
- 神職の方などが自分にお神酒を注いでくれる番になったら、手を一拍します。これは「いただきます」という意味を示します。
- 盃の上側に親指、底側に他の指がくるようにして盃を持ちます。
- お神酒を注いでいただきます。こぼれないようにじっと受けましょう。
- お神酒は三口に分けて頂きます。最初の2回は口をつける程度で、実際は3回目で頂くのが一般的です。
- 頂き終わったら、口をつけた場所を指で拭います。人差し指・中指を皿の上、親指を下にして、盃のふちをつまむような形で拭います。
あとは、盃をお返しして終了です。
ただ、初詣では巫女さんなど神職の方ではなく氏子さんがふるまいをしてくれることも多いですし、きっちりと正式な作法でなくても良さそうですよ^^
まとめ
いかがでしたでしょうか。
以上、私が実際 毎年のように初詣で「あれっ!?」と焦ってしまうポイントをご紹介しました(笑)
行って焦らないように。知らなくてひんしゅくを買わないように。
再度確認して、スマートに参拝したいですね^^
神社・お寺での参拝の手順については、こちらでも詳しくご紹介しています。
関連ページ →「初詣の正しい参拝方法!神社、お寺、稲荷、伊勢神宮、出雲大社の参拝の仕方」最後までお読み頂きありがとうございました。